
「うるさい!」「てめえ!」「だまれ!」
何を言っても反発や癇癪を起こす。
手のかかる子だなぁって思っていたら、
「僕なんて、いなくなっちゃえばいいんだ・・・」
と、自分を否定する言葉に、
知らず知らずのうちに子どもを追い詰めてしまったんじゃないかと
不安になってしまうこと、ありますよね。
ママだって、子どもを分かってあげたいって頑張ってる。

でも、家族や周りの理解が得られなかったり
寄り添って話を聞いてくれる人さえいないと、
「どうして分かってくれないの?もっと協力してほしいのに・・・」
って、苦しくなってしまいますよね。
子どもの反発や自己否定には、ママが思いもよらない原因が隠れていることがあるんです。
その、ほんの些細な原因が特性に影響して、お子さんとママの距離をドンドン広げてしまうのです。
その原因をいち早く見つけて、お子さんと一緒に笑顔を取り戻しませんか?
2,000人の親子に関わった発達障害の子育てプロの個別相談です。

申し遅れました。わたしくし、浜田悦子と申します。
わたしには、3歳で自閉スペクトラム症と診断された、小学6年生の子どもがいます。
突然、3歳児健診で「発達障害の疑いがある」と言われて、さらに医師の診察までに数か月・・・
焦りや不安に襲われながらも、「待つしかないんだ・・・」と思っていました。
診断がつくのではないか?という不安や子育ての大変さを夫と共有したくても、
当時は夫も不安だったのでしょう。ほしい言葉や協力が得られませんでした。
友達に打ち明けても、「気のせいだよ!」「うちも大変だよ~!」
励まされる度に、孤独になっていきました。
さらに、診断がついても心理相談は半年に1回ほど。
(毎日色んなことが起きすぎて、どうしたいいか分からないのに・・・)
不安は焦りになり、その焦りは息子への怒りに変わっていきました。
あの時にわたしの不安や焦りに寄り添いながら、
子どもの成長を伸ばしたり、良いところを引き出すためにできることを教えてくれる人がいたら、
わたしはもっと子どもと笑顔で過ごせていたかもしれません。
つみきが崩れただけで癇癪を起こし、年長の夏まで登園拒否が続き、先生に噛みついていた息子はもういません。
小学校の先生からは「え?発達障害なのですか?」と言われ、
児童発達精神科のドクターからは「小学6年生で診断から外れる可能性が高い」と言われるまでに成長しました。
癇癪も登園拒否も他害も、子どもの特性にあった関わりができると、問題行動が減り特性が目立たなるんです。
2,000人の発達障害やグレーゾーンの親子に関わった経験と統計から、あなたのお悩みを解決します。
「いつか〇〇だろう」の落とし穴
お子さんの問題行動に困っているけど、
「根気よく伝えていれば、いつかわかってくれるだろう」
と、思っていませんか?
また、できないことや苦手なことも、練習や努力を重ねたら
「いつかできるようになるだろう」と、思っていませんか?
でも、その漠然とした考えが、お子さんをより混乱させているのかもしれません。
発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、中枢性統合の弱さがあると言われています。
これは、いくつかの情報や概念を結びつけるチカラが弱いということです。
例えば、わたしたちは誰かの話を聞く時、相手の言っている意味を理解しようとしたり、表情を読み取ろうとします。
でも、発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、相手の顔が怖いことや声が大きいことに気づいても、自分に対して何をしてほしいのか?読み取ることができない場合があります。
さらに、 感覚過敏を持っているので、不快な刺激があるだけでストレスを感じたり、相手の言葉に注意を向けることができなくなってしまうのです。
わたしも、言って聞かせればいつか分かってくれるだろうと思っていました。
だって、ごくごくカンタンで、ごくごく当たり前のことを言っているのですから。
でも、本当の息子の特性が分かった時、「あ~、これは息子の特性をちゃんと理解しないと、いつまでたっても解決しない」って思ったんです。

問題行動が解決しない理由
子どもの強い反発、自己否定、二次障害、暴力、不登校、ケンカ、学習の遅れなどを考えた時、
それぞれみんな原因が違うように感じるかもしれませんが、実は原因はシンプルだったり共通したりしています。
その主な原因は、子どもの感情の理解やコントロールがないことや感覚過敏への配慮や環境設定ができていないこと。
そして、その土台にあるのが、子どもの特性の理解です。

「子どもの特性」って耳タコかもしれませんね。
「十分理解しているよ!」と思うママもいらっしゃるかもしれません。
でも、わたしたち親は、子どもの特性を観察するよりも「こうなってほしい」という気持ちや期待が強くなってしまう時があります。
それは、子どもの成長を願った当然の想いですよね。
ただ、子どもの本当の特性を理解していないと、解決までに時間がかかったり、結果的に二次障害を引き起こしてしまいます。
お子さんが、負けたり間違えたりすることに敏感で癇癪を起こしたり、「悲しい」「悔しい」「苦しい」などの言葉を言えない時は、感情の理解を促すことが必要です。
励ましたり、正論で説明していると、自己否定や暴力、ケンカなどにつながってしまうかもしれません。
毎日の学校の準備にすらオロオロしたり、無駄な動きをしたり、お手本をみてもうまく字が書けないということはありませんか?
このような時は、感覚過敏や視覚につまずきがあり、不登校や学習の遅れにつながってしまうかもしれません。
問題解決に欠かせない!3つの確認
お子さんの困った行動を解決したい時には、次の3つを振り返ってみてください。
①具体的な声かけをしましょう
声かけは具体的か?
声かけも、耳タコかもしれませんね。
でも、意識することで子どもの行動が確実に変わってきます。
「早く!」「ちゃんと!」「どうして?」「ダメでしょ!」
ついつい言ってしまいがちな声かけですが、
時計に印をつけたり、次にやる行動ひとつだけを指示したり、子どもに合った強化をするだけで、次の瞬間にはできるようになることがあります。
何度言っても子どもに伝わらない時には、声かけを紙に書き出し、絵に描けるような具体的な指示に変換してみましょう。
②環境を見直しましょう
環境を見直すことで、解決することがあります。
例えば、クールダウンできる場所を決める、お守りを持つ、ノートや鉛筆を使いやすいものに変える、アプリで漢字練習をするなど、子どもに合った配慮をすることで、子どもの生きづらさは軽減します。